2006.06.24 元ちとせ コンサートツアー2006 “春のかたみ”
活動休止前は、チケットを買えずに断念していた元ちとせさんのコンサート。
(ライブって言わず、コンサートって言うあたりに彼女のスタンスを感じます)
3年越しの念願叶って参加です。
実は、チケットが余っていたのですが現地に着くとsold out。
捌けるかも、、、って期待していたらやっぱりいました。
チケット無しの人。どうやら、当日券を期待していたようです。
※昨日の同じ公演では当日券が出た、とのこと。
でも、土曜にファイナル公演ですからねぇ。
そんな方のおかげでチケットは無駄にならずに済みました♪
総論。
民謡的なこぶしの回し具合が大人しくなった分、音楽的な間口が広くなり、
ライブも飽きの来ない構成に出来ています。
「ワダツミの木」しか知らない方は、今の元さんの声をぜひ聴いて欲しいですね。
聞かせるバラードも、ノリの良い曲(と言ってもミドルテンポですが)も
ボーカルがしっかりしているので、安心して聞けます。
ただ、バスドラがちょっと効き過ぎていたかも。
「蛍草の夜」「甘露」あたりはずいぶんドラムの効いたアレンジになっていました。
(もっとも、酷い時のGIZAに比べれば、大したことありませんが、、、)
個人的には、バラードでドラムを叩かないときの方が
彼女のボーカルの良さが出ていたかなぁ、と。
ちなみに、元さん、歌うときはどう言って良いか分からない動きをされます。
旋律に身を任せるような、、、。
例えるならorange pekoeのナガシマトモコさんって感じ。
(この例えで、どれだけの方が理解してくれるのは置いておいてw)
あ、パイオニアのCMが一番分かりやすいかと。
(ただし、ライブ中はこれがもっと激しい感じ)
衣装もそう動くことを前提にしているのかなぁ?と思うような感じです。
衣装はこんな感じ。
※画像と全く同じではありません。
バックバンドにはピアノ&キーボード、ギター、ベース、ドラム、パーカッション、コーラス以外に
バイオリンがありました。この辺の楽器のコマ数が増えると音作りの幅が広がります♪
ちなみに、バイオリンの方は二胡も弾かれていました。
途中「散歩のススメ」では、同じ事務所(オーガスタ)の山崎まさよしさんが登場。
会場も盛り上がります♪
この事務所、アーティスト同士の絆が強いようで、
元さんは山崎さんを「山さん」って呼んでました。
セットリストは最新アルバム「ハナダイロ」からが中心。
おかげでそれしか聞いていなかったような自分でも楽しめましたし、
「ワダツミの木」のように原点を感じさせる曲もあってさらに満足。
MCは他のアーティストに比べて少なめ。
でも、おどおどした感じや何を言い出すか分からない不安感ってのはなくて、
逆に「言いたいことだけをはっきり言う」って感じです。
お客さんとのやり取りは、後半増えていってますね。
次のツアーも、一公演くらい行きたいって思えるコンサートでした♪
余談。MCより
「飛行機に乗ることが多く、ちょうど松任谷由実さんの番組を聴いていたら
『では、私の32枚目のアルバム』。私はまだ三枚ですが、よろしくお願いします。
いつか32枚目が出せるように頑張ります。」
多分、飛行機はANAではないかと思いますが、
(自分も同じ番組を数度聴いています。)大事なのはそこじゃなくて。
2年半の産休、育休を経ても、中野サンプラザを埋めてくれるお客さんがいることの大事さ。
そういう人たちのためにも、歌い「続ける」ことが大事なんだって
彼女自身が確認している様な気がしました。
一時の人気は保てるはずもなく(注:彼女に限らず、誰であっても)、
人気がやや低下してもモチベーションを失わないことが大事でしょう。
育児に追われる事だってあるでしょうし。
その活躍は細くなっても、長くなるんじゃないかなぁ、って思いました。
- set list -
01 春のかたみ
02 羊のドリー
03 前兆
04 詠み人知らず
05 黎明
06 はなだいろ
07 恐竜の描き方
08 いつか風になる日
09 夏の宴
10 青のレクイエム
11 散歩のススメ
12 蛍草の夜
13 甘露
14 音色七色
15 ワダツミの木
16 語り継ぐこと
17 死んだ女の子
18 祈り
- Encore -
E1 この街
E2 Perfect
E3 翡翠
- Double Encore -
DE おやすみ
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