2006.11.17 KAORI MURAJI GUITAR RECITAL "LYRE & SONNET" in Tokyo Opera-City

駅までダッシュで初台へ。息を切らしながら会場へ。
初台到着後はさすがに走りませんでしたが。

初オペラシティってことで箱の雰囲気に若干飲まれながら開演。
年齢層が、今まで行ったライブとは圧倒的に違います、、、。
年下は何人いるんだろう?

開演。
普段行くライブが「熱中」なら、このリサイタルは「集中」。
張り詰めた空気が支配する中、演奏が始まります。

今回はギター+合唱という新しい試みにチャレンジ、とのこと。
合唱+ピアノや合唱+オーケストラならありがちなので違和感は特にありません。
元合唱団員として、出ている人たちの力量には驚かされましたが。
一人ひとりの声ってのは本来違うので、
コーラスをどこまで「一つの音」に出来るかが合唱の大きなポイントの一つです。
完璧に一つになって、ギターともよく馴染んでいましたね。
「お金を取れるレベル」ってのはこういうのを言うんだろうなぁ、と。

村治さんのリサイタルに行こうと思ったきっかけは
某CMで使われていた曲の低音の響き。「おおっ」って感じて「何時か生で聞きたいなぁ」と。
こちらも期待通りです。

セットリストは紙配布されているのがクラシック系コンサートの流儀。
(アンコール曲もちゃんと貼り出されます。)
ある程度分かる方ならこれを見ながら曲が追えます。

分かる曲は、「アルハンブラの思い出」と、パッヘルベルの「カノン」、「ダッタン人の踊り」。
まぁクラシックの中では比較的定番なのでこの三曲は良いのですが、
あとは全て初めて聞く曲でした。
こういうコンサート形式だと、聞いたことの無い曲でもあまり違和感は感じないんですけどね。

ちなみに、このリサイタルでは途中休憩が入ります。
これは自分が合唱をやっていたときも、演奏会の真ん中辺で入れるのがならわし。
聞く側になって初めて分かったのですが、休憩が入らないと集中力が持ちませんね。

アンコールラストにはギターソロの超定番曲「禁じられた遊び」も。
これが一番印象に残りました、、、。やっぱ凄いや。

終演後はサイン会。
CD購入などの条件は特に無く、だからと言ってほとんどの人が
プログラム(パンフと同じようなものと思ってください。但し\700と超安値!)や
CD盤面、ジャケットにサインしてもらってましたね。

また機会があれば、年に一、二度くらいは行ってみたいなぁ、と。
村治さんに限らず。



 <<第一部>>
 1. ビクトリア/デンス: おお何と栄光に満ちた王国なのか
 2. アンチエータ: 母さま、私は恋を抱いて
 3. タレガ: アルハンブラの想い出
 4. ムダラ: ファンタジア第10番
 5. フレスコバルディ: パッサカリア
 6. ダウランド: 蛙のガリアルド
 7. ダウランド: ファンタジア
 8. パーセル: 4つの小品(エア/ミヌエット/ホーンパイプ/ロンド)
 9. G.フェルナンデス: ア・ネグリート・デ・ククルンペ
10. パッヘルベル/ワイルド: カノン
  <<第二部>>
11. リョベート: 13のカタルーニャ民謡〜盗賊の歌
12. ヴィラ=ロボス: 5つの前奏曲より 第2番、第5番、第1番
13. ヴィラ=ロボス/ダウランド: 5つの前奏曲より 第3番、第4番
14. ヴィラ=ロボス/コレーア: ブラジル風バッハ第5番〜アリア(カンティレーナ)
15. カステルヌオーヴォ=テデスコ: ロマンセロ・ヒター第4曲 プロセシオン
16. ボロディン/シェイクスピア: ダッタン人の踊り(歌劇「イーゴリ公」から)
  <<アンコール>>
E1. パッヘルベル/ワイルド: カノン
E2. G.フェルナンデス: ア・ネグリート・デ・ククルンペ
E3. 作者不詳: ロマンス(映画「禁じられた遊び」のテーマ)




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