2008.3.15 タイナカサチ LIVE 2008 "Love is ..." 東京公演
タイナカサチさんのライブに初参加。
実は「Lipstick」をはじめ最新アルバムだけを聞いての参加。
どんなもんだろうなぁ、と様子見で行ったのですが、、、。
何ですかこの弾き語りは!
「感情がこもっている」など、通り一遍の言い方は通用しません。
ここまでの魂を感じる歌を聞くのは何年ぶりでしょう!
他に歌ったアップテンポ曲の記憶が吹っ飛びそうなくらい、圧巻でした。
あえて言うなら、もっと弾き語り中心のセットリストでも良かったんじゃないかと。
何でもできるからと言って何でもやるのが良いのかどうか、
これから考えてみるのも良いかも知れません。
お客さんのリアクションを見ていれば、答えを出すのは難しく無いでしょう。
序盤はミドルテンポ中心。
お客さんがやけに大人しく見えるのがちょっと歯がゆかったり。
もっとも、これには理由があったのですが、、、。
途中までは「まぁ、普通のポップシンガーなのかなぁ」くらいの評価でした。
下手じゃないのですがここから突出するものが無いとねぇ、って感じで。
数十分後にこの見解は大きく崩れ去りますw
6曲目「一番星」に入る段階でバンドメンバー全員退場。
タイナカさん「ここからは自分のデビュー当時からのスタイルの弾き語りで。」
観客が「待ってました」ってリアクション。
そう、ここからの2曲が圧巻でした。
感情の波をそのままぶつけてくるような演奏と歌唱。
「歌に心を込める」はありがちな言葉ですが、
もはや心ってより魂とか全身全霊、込められるもの全て込めましたって歌唱は
そう簡単に聞けるものではありません。
素で圧倒されました。
歌唱そのものに圧倒されたことは片手で数えられるほどしかありませんが、
聞き終わった後しばらく言葉を失うレベルってのはなかなかないと思います。
「なるほど、お客さんの大半はこれが目当てか、、、」と。
タイナカさんが歌い終わったところで、感極まって涙しそうになるのも思わず頷けます。
で、2曲終わったらバンドメンバー復帰。
MCで、「みんな、恋してますか?」って話の流れは良いけど、
バラードで圧倒された客にリアクションを求めないでくださいw
後半は知っているアップテンポ曲も多いので、ノリノリで楽しませてもらいました。
個人的に(ライブを迎える前段階で)一番好きな「Lipstick」もかかったのが嬉しい限り。
アンコール前「道」ではイントロがアンプラグ!(マイク無しで歌うこと)
最後まで聞かせてくれます。
アンコールではタイナカ家のゴリラのぬいぐるみ「ゴリくん」も登場。
圧縮袋に入れられて関西からやってきたそうです。
特技は「織田裕二氏のモノマネ」。
(注:実際にやっているのはギターの梶原さん)
分かる方は「細かすぎて伝わらないモノマネ」でのモノマネを思い浮かべてくださいw
このモノマネが思いのほか上手。会場大爆笑!
で、アンコール。
最後の「愛しい人へ」も弾き語りでしっかり聞かせて終了です。
最後の掛け声も『地球に生まれて よかった〜!!うぉ〜!!』
モノマネがまさかの?大ヒットですw
ってことでライブ終了。
個人的には、これだけ圧倒的な弾き語りが出来るのなら
もう2,3曲くらい入れてくれると良いかなぁ、と思います。
アップテンポもバラードも全てこなせるので選択に迷うかもしれませんが、
「自分の売り」をもっと明確にした方が印象に残りやすいんじゃないかと。
「あれもこれも」だと聞く方の切り替えも大変だったりします。
-set list-
1.Delight
2.HOME
3.サヨナラ
4.抱きしめて
5.抜け殻
6.一番星
7.最高の片想い
8.Visit of love
9.Cry
10.きらめく涙は星に
11.It's my life
12.My Darling
13.Lipstick
14.道
-encore-
E1.Happy Song
E2.愛しい人へ
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