窪田 聡   くぼた さとし



1935年東京生まれ
戦争中信州新町に疎開
開成高校卒
中央合唱団
うたごえグループ・トロイカ
日本音楽協議会
1988年10月 岡山県牛窓に移住







「窪田聡の唄参拾」
1988年10月1日発行
発行所 鈍工房


安堵感/おしまいの記
2013年
発行所 鈍工房

「コラム 捍ねる 凝るこらっ!」
1996年

発行所 鈍工房



【一口コラム・2022・1 下】

ぶれないで……窪田 聡


戯れ句ふたつ。

  ガス抜きで自民支持率上がるとは

  市民いて大衆がいて人民は

近ごろ、『Botaのかぞえ唄』が頭に……。

 一つ 日暮れて

二つ ふたりで

 三つ 見つめる

暗い海

 四つ 酔いどれ

五つ いつでも

 六つ 向こうに

海を見る

 七つ 泣いても

八つ やるだけ

 九つ こうして

    生きてきた

 十は とうでも

遠い ゆくすえ

    波を 漕ぎわけ

 たどりゆく

 これは1977年の作品。

 目ん玉の黒いうちに世の中(政治体制)変わるとは思えないが、志は持ちつづけたいもの、などとつぶやく今日この頃だ。

     *

 ――小生の個人通信『牛窓朗老通信』2021・10・10号から引用した。
やはりというか、この直後の衆院選では自民党が過半数を獲得した。

     *

一時期、労働者文学会の機関誌名が『ROHBUN』だったことがある。『労働者文学』に戻すことを提起した。ROHBUNは今も薄く表示されている。

 鎌田慧氏の提言を再掲しておきたい。

 <労働者という存在の自己規定が、職場を見直す視点をつくり、観察力を強め、書くことによって運動に参加しようという、思考の成熟度をふやす>