DIGITAL『労働者文学』創刊準備号 コメント (編集・三上)

2023・1・21 
『三鷹事件 無実の死刑囚 竹内景助の詩と無念・石川逸子著』の紹介(野島美香)
野島さんは反戦・社会派の詩人石川逸子さんが「やわらかな感性」でこの本を紹介してると評価する。さらに三鷹事件や竹内景助さんの人柄、詩などを短いながらも的確に紹介している。会員の福田玲三さんが転載の承諾をえて掲載させてもらった。(M)


2023・1・9
大変な時代を迎えましたが、今年も書くことの意義を思います。 デジタル版、1日に拝見いたしました。新たな試みで、他の会員の方の今までのものも見られますし アピールするうえでもいいなと思いました。会員としての誇りを感じました。web活用せざるを得ない時代、必要な選択だと思います。(H)


2023・1・7
「文芸同人誌にみるプロレタリア文学」(登芳久)

登さんはかねてより「建設技術論文を主とした同人誌」について触れられているが、その内容について専門的で素人にはわからないのだろうが書いていただけると少しは理解できるかもしれない。またプロレタリア文学が同人誌の流れの中で語らえるとことは未完なので次回以降を待つしかないだろう。(M)  



2023・1・7
「世界は暗澹たる荒蕪地―これは人間の国か、フクシマの明日よりー」(秋沢陽吉

秋沢さんの主張の一つは、地球温暖化論は何を根拠としているのか、多くの人がその根拠のないことを信じているがこれは地球規模でのマインドコントロールではないか。二つ目は「太陽は再生可能だが、太陽大発電所は再生可能ではない」というように「環境保護主義と資本主義は融合した」と手厳しく批判。「エネルギーを支配することは世界を支配する」というのは目の前の戦争にもあてはまる。(M)

2023・1・6
「映画紹介と感想ー土を喰らう12ヵ月」(穂坂晴子)
1978年に書かれた水上勉の「土を喰う日々―わが精進十二ヵ月」を原作にした中江裕司監督「土を喰らう十二ヵ月」の映画評。長野の人里離れた家で料理と執筆をする主人公を沢田研二が演じる。穂坂さんは「我が窮状」(注・憲法9条のこと)を歌う沢田研二のファンである。ジュリーから世界を覗く。(M)


2023・1・6
「がらがらぽんーインタビューあぺ・しんぞーー「戦後七十年談話」を語る」(首藤滋)

2017年に『通信・労働者文学』に掲載したもので「安倍氏の悪業の評価・総括の一端としていまもなお有効である」ということでの再録。「戦後七十年談話」について〝あぺ〟首相が自分に友好的である新聞社のインタビューだと思ってつい本音を言ってしまうというコント。岸田首相は安倍元首相にマインドコントロールされているのかもしれない。(M)


2023・1・5
「人生七〇古来稀なり」(北山悠

勇三は全共闘運動の余燼を受け党派活動や、労働組合運動に入り込むが時代の趨勢と妻の突然の死で中国へ日本語学校の先生として転出した。妻の七回忌で日本に帰って来た勇三は70歳になり日本語学校の先生を続けながらかつての仲間との集まりに出たり、さらには娘や孫との同居も考えている。作者自らの経験をベースにその生き方、時代をとらえようとする自伝的作品のひとつである。主人公も老境に差し掛かってきた。 (M)


2023・1・5
「諏訪から飛騨への晩秋の旅」(土田宏樹
作者は2022年の秋に一日目は上諏訪駅に降り片倉製糸紡績が建てた福利厚生施設「片倉館」の深さ1・1メートルの千人風呂浸かる。女工さんがゆっくり風呂に入らないように深くしてある。何度も入る。二日目は組合運動で知り合った友人二人と合流し飛騨古川の蕪水亭に泊まり月蝕を楽しむ。現役の活動家の三人であるがどこか初老の「哀愁」が漂う。翌日、一人は日本海の海を見たくて富山へ、二人は新幹線でまた東京に戻る。悪くはない。 (M)

2023・1・4
途中で何度か覗いてみましたが、韻文がないのが残念ですね。
いつもの紙版より低調なのが残念。
とりあえず一歩前進ですね。 (O)



DIGITAL労働者文学

【web労働者文学会作品集


労働者文学会HOME