『デジタル労働者文学』の発刊について

幹事会代表 村松孝明


 豊かになるはずの労働が、働けば働くほど吸い取られてしまう。富が偏り、労働力の再生産もままならなくなった労働とは何なのか。最新兵器を駆使した殺し合いは止まる所を知らない。ゲーム機の中のように、いつでもリセットできると錯覚していないか。過度の欲望追求の結果、温暖化から沸騰化へと急激に悪化して、もはや打つ手がない。そんな今を労働者の生活に根ざした視点で、創造し発信できたらいいと思う。
 
創刊試作号(2022年12月)創刊準備号(2023年1月)を経て、いよいよ『デジタル労働者文学』を創刊する運びとなりました。インターネットの時代、紙の媒体だけでは不十分と考慮しての発刊です。初めての試みでうまく軌道に乗るか不安もありますが、皆様の協力を得て前進できればと思います。年二号発行してきた紙媒体の『労働者文学』が、一号になりそれを補うという意味もあります。つまり資金不足で年一号にせざるを得ない事情もあります。しかし、デジタル版を広く読んでもらいたいので無料としました。投稿も歓迎です。できれは継続するためのカンパをお願いします。合わせて紙媒体の『労働者文学』の購読もお願いします。

               郵便振替00100-3-57408労働者文学会