片瀬山テニスクラブ アーカイブ   

    2001年の夏   あれから10年  若かった !!


これはクラブの歴史です。誰も見てくれませんが、懐かしく黄金の日々を回顧。会員だけが、涙流すという介護ホームの日々を先取りした内容です。家族からも無視されて実に無念です。

福井会長は別人のようですね。かなり柔和な瞳と控えめな指先で叱咤しています。あれから10年になりますと、人格品位も一変。「たわけ者、馬鹿もの、死ねー、」などの罵声でゲームを観戦しています。恥ずかしい。叙勲を返上願いたいものです。

江本さんはまるで楊貴妃の如く、10年後の今と変わらない美貌と天性の華麗な運動神経による妙技です。まさにボッテチェリーの描くところのビーナスの誕生の名画から、そのまま登場したかのようです。ただ原画との違いは、厚手のジャジーを付けてお身を隠されていることです。大したものです。

 

湘南ボーイ、偽加山雄三など、夜の藤沢駅前で噂される古谷さんのお姿です。10年前から江ノ島ヨットハーバーに接岸したヨットのオーナーですから、テニスなどはどうでもよいことでした。ヨットで飲むサントリー赤の味、これこそ我が青春の原点であるとノスタルジーを熱く語りました。

まだ、世界一周の船旅を計画される前でしたから、夢がありました。それからアバンチュールの可能性も。

小玉さんは、頭髪も豊かでした。あの強烈なサーブと美声は変わっていませんが、あれから腰の手術をされました。なかなかのご苦労とリハビリの日々を経験されました。現在は実業団テニスの試合で暴れまわっています。執念の世界を通り越し、怨念の域に近づいたような昨今の小玉テニスです。怖いですね。

 

藤です。顔面に髭がありませんね。この顔ならば10年の良き人生をおくれたのではと、今では深く後悔しています。あの当時は、天空に舞うような卑怯なボールを打った記憶はありません。優雅な美しい姿で華麗なテニスの毎日でした。 

佐藤さんです。何やら審判にクレームを付けている様子です。ネットを横切る幕引きのような敏捷なプレーは10年後の今も変わっていません。あれから禁酒されて、ネオン街とも疎遠。禁欲の清教徒のような生活を過ごされました。片瀬山の不老長寿の生きたお手本です。当時のふくよかな横顔からは10年後のガンジーのようなお姿を想像できません。

當麻兄さんです。優雅なテニスでした。その後クラブを退部されましたが、その理由は部員からの"陰惨な苛め"によるものではと心配されましたが、可愛いお孫さんをお世話されるためと、安心しました。ただ奥方さまからの叱咤も考えられます。「あの連中とプレーしていては、成長はないわよ。枯れ木テニスで終わるの。どうするのダーリン。」