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20128月26日(日)
(13)メインブレードの更なる軽量化
   前回、ローリングやピッチングのような反応対策として、3種類の重さメインブレードを用意して飛行の状況を見た。どれも安定した飛行であった。そのため更に軽量化したらどうなるか調べた。 

 軽量化メインブレード  メインブレードJの出力
メインブレード“J”の重さ  軽量化メインブレードの出力


1)メインブレード“J”の重さ  42g以下を目標にするも、2gとなった。
2)メインブレード“J”の回転数と揚力(右上画像中の朱色参照)   a)回転数
出力の比較グラフに見られるようにメインブレード“J”4000rpm程度で他のブレードと略同じとなった。

b)揚力
メインブレード“J”90g程度で、他のブレードと比べ最も低い値となった。因みにブレード“C”を確認のため計ったが100g程度(以前のデータ:本グラフの茶色線で120g弱)であった。

今回の値は相対的に低く出ているとも考えられる。測定に際しては、ピッチ設定やトラッキング等注意払ったが全体的には更に改良点が多く在りそう

尚、値が低く出たものの“J”“C”より10%程度低いと捉えることもできる。これはブレードの幅11mmC”10mm“J”の差に近い。


  〈メインブレード:J〉

前縁:カーボン0.2x2mm、芯:カーボンφ1、バルサ0.5x9mm(両面)(+φ1)
厚さ:1.0mm
重さ:2.0g/4枚

 〈飛行〉

微動や揺れ等はなく、操縦の未熟さを除けば結構安定している。 

 3)飛行の確認 3.1)ローリングやピッチングのような反応対策
今回のブレードJでも反応は起きなかった。

3.2)理由(思いつき)

製作品質が良くなったことが効果として現れているような気がする。
例えば、トラッキングの調整で、以前は4枚のうち1枚を動かすと、他のブレードに影響が出て、合わせるのに時間を要していた。しかし、最近は他のブレードへの影響が少なくなり、トラッキングを合わせくなった。手造りのブレードではあるが試作を繰り返すうちに、4枚を均質に作れるようになったと思える。
4)今後の方向性  メインブレードの改良は一応今回のままに止め、今後の試行過程で新たな気付きがあった場合に取り組むことにする。

次回からは、テーマをテールローターブレードの製作に変える
最近、激突や不自然な着陸等で破損が多く、在庫がなくなってきたので自分で作ることにした。

次回に続く