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労働者文学会 
労働と生活にねざした文化

                      


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三上広昭 みかみ ひろあき

1952年 北海道生まれ



「カンナナの坂」 

web『労動者文学会』作品集 (外部リンク)
 
【HPコラム 2026・6】

詩集「光る轍」の小熊秀雄賞受賞を祝う
 

 
 トラック運転手をしている生駒孝子さん(国鉄詩人連盟)の詩集「光る轍」が第69回小熊秀雄賞を受賞した。1964年生まれの生駒さんは30歳からトラック運転手として地元の浜松で働きながら詩を書いてきた。詩集など読んだこともない私は読ませてもらい。何故か感想を書きたくなり以下を記した。

 私は労働者が書く詩や小説の面白さは、そこで働いて入り者しか、わからないことがあふれていることだと思います。
 トラックの運転席で、納入の時間に合わせることに気をもみ、積み荷の心配をし、休憩、食事をとるタイミングなどをやり繰りし、同業者の冷たい視線を意識しつつも、交通誘導員や同業者の運転手とのさりげない励まし合いを欠かさず、言うべきことは言う反骨心など。ホークリフトの運転までするとは知りませんでした。
 特に前半にみられる、孤独になりがちな長い時間に割り込んでくる人や風景を大切にすることにも共感しました。労働者の矜持が、労働者の連帯=i月並みですが)を生み出すのだと感じました。

 面白いと思い感想を書いた詩集が、なんと伝統ある賞をもらったことに、勝手に嬉しくなりました。
 この労働者文学会HPでは下記のふたりも熱い共感を書かれています。
*「国鉄詩人連盟」の会員でもある福田玲三さんの推薦の言葉(会員推薦の本
*志真斗美恵さんの紹介(HPコラム11月 (HPコラム11月
 さらに「この詩集を最終選考会に残してくれた方々に、ありがとうと言いたい」という選考に関する経過が分かる。
小熊秀雄賞HP)も是非見てください。




小沢信男さんに怒られた  三上広昭
【一口コラム 2021・5】

 ずいぶん昔、東京・中野の「NTTクラブ」でだったと思うが小沢信男さんに怒られたことがあった。労働者文学会の創作集の発行を記念した合評会のこと。誰かの作品の意見を求められ時、たぶんあまり感心しなかった作品だったので適当にお茶を濁そう(ありますよね、そういう場面)としたら間髪入れずに「〇▲×■△×!!」。何と言われたかわからないが怒られた。

「メーデーはどうしました」とやや睨まれたこともあった。『全逓の文化活動』に小沢さんのインタビューを載せるために谷中の自宅にお伺いしたときのことである。その日が5月1日、インタビューするのは桐山登氏で私は写真撮影が担当。睨まれたというのはうがちすぎなのかもしれないが二回も言われたので間違いない。ピクニックみたいなメーデーになんか出てられるか、という程度だったので改めて聞かれると答えに窮した。

「労働者文学賞」の選者をしていただいた小沢さんは自らの著書で労働者作家のことも取り上げている。動労の活動家でもあった藤森司郎さんの風貌とその作品、労働者として下町のことをこつこつと書く清水克二さん、「旋盤工・作家小関智弘」と中黒(・)を入れることでみえてくる小関智弘さん、などなど。

褒められたことも一度だけあるが、褒められたかどうか微妙なので内緒にしておく。 その小沢信男さんが3月3日に亡くなられた。それでも、これからも小沢信男さんの本をくり返し読むことになると思う。


労働者文学賞受賞一覧