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**** 第123 ****   2014年11月9日(日)

スケールモデル2号機
スケールモデル       MD500Eを作る

ユニークなフォルムに愛着が湧く。スケール機にしてみたい人気の機体でもある。
メインローターブレードの枚数が5枚というのも作ってみたい理由。
実機感を出せるか楽しみでもある。
へりMD500E:エアロパートナーズ社のフォトギャラリーからお借りしました。
                             使用予定部品             (※:Walkera社)
受信機 RX2620V(※)
メインモーター(ブラシレス)   HP05S  
テールモーター(ブラシレス)   AP03
リニアサーボ  1.3g、1セル専用HK1300(中国製) 
スピードコントローラー(メイン)  XP-7A
スピードコントローラー(テール)  WK-WST-10A-L6(※) 
ギア  メイン:136Tor70T、ピニオン:16Tor10T
部品
目標         ①ローター部の実機感を出す。
②エアーフレームの作製に真空(吸引)成型を使ってみる。  
 


  10 テールローターブレードの組付け

  2 テールモーターの発熱対策  
 

(1) モーターの軸受けをボールベアリングに改造
前回(第122)で、回転立ち上がり時にキュッ、キュッと音を発し、十数秒後には触れられない程に発熱していた。
これの対策として軸受けをボールベアリング(φ3)に変更できないものかと考えた。下写真のようにステータ内径φ3xt3のため無理(難しい)を承知でボールベアリング穴φ3を加工してみた。形状バラケを考慮し深さを2.5mmに止めた。
ボールベアリングをセットしてモーターの体裁は確保できたが、構造強度には不安があるので取り扱いに注意したい
(2) ボールベアリング軸とメタル軸の回転速度と推力の比較
前回(第122)の方法により測定した。
下表1 に軸受け別の回転速度と推力の比較を示した。
この結果からは両軸受に差が無いように思える。
尚、送信機スロットルスッィックを1/4以上にすると共振が生じて測定できなかった(ボールベアリング収容穴が微妙に大きくガタがある)。
(3) 発熱確認
次回に2種の軸受の発熱を比較してみる。

p2


モーター軸受けをメタルからボールベアリングに改造 :軸方向の止めはアウターリングの磁石とコアとの引き合いによる
p1 p2 p3 p4 p5
メタル軸受けブラシレスモーター     加工前:メタル軸受け ドリル穴あけ(φ2.9→φ3.0)   深さ約2.5mm  ボールベアリングとスペーサ(厚み調整前)
p6 p7    
ボールベアリングをセット   メタル(左)と比較         

     p8 (表1) 軸受け別の回転速度と推力(測定方法は第122に同じ)   
迎え角度
軸受け 10° 15° 18° 20°
回転速度 メタル※ 1458 1317 -- 1182
(x10rpm) ボールベアリング 1485 1362 1224 1209
推力(g) メタル※ 2.7 4.2 -- 4.2
ボールベアリング 3.6 4.3 4.2 3.8
  <測定条件>電圧:3.9v(テスターモニター)、スティック回転:1/4)
  ※:データは第122の推力測定のグラフデータ


  3 テールモーターの軸受と発熱  
 

次回(第124)に続く
テールユニットとして稼動させた時のボールベアリングとメタル軸受の発熱比較