HOME他の記事へリンク

**** 第26 ****   2012年11月23日(金)

  ラジコンヘリのスケールモデル製作に向けた基礎技術
テールモーターをテールブレードから離す

テールブレードのギア駆動ユニット製作(2):バネ撓みとモーター発熱の対策

テールモーターをテールブレードから離せる目処はついた

前回(2012年11月18日(日)の記事「飛行後記」参照)、離陸時にテールが大きく振られたり、30秒程度でテールが振られだし、モーターが触れない程の高温となった。
パワーのあるモーターに交換することで解決できないか試した。

テールギア連結継手
テールブレード駆動ユニット装備(高出力モーターに交換)                        モーター軸継手     

(1)改造

詳細はこちらから
(a)モーター交換
V100D03BL-Z-08テールモーターをAP03 7000kvに交換した。

(b)モーター軸継手
バネの撓み要因をなくすため、コイル継手をモーター側とテール側に分割し、連結部を引っ掛け構造にした。
前回のテール側コイルバネ連結部は、ラジアル方向をモーター軸で支えていたが、分割したためテール側に軸受が必要になった。そこで、Walkera4#3Bのブラシモーターの寿命品から軸受を取り出し、追加工して連結部の軸受とした。



モーター交換と軸継手改造後の飛行

(2)飛行後記


(a)離陸時のテール振れ
前回より少なくなった。ピルエットにも対応でき、座りも良い。
前回の考えでは、バネの線径を太くして撓みを極力少なくすれば良いと考えた。しかし、モーター軸とテール駆動軸の径が異なるため、簡単に製作できる引っ掛け連結構造にした。但し、連結部のガタ(バックラッシュ)が生じないように注意した。

(b)モーターの発熱
モーターの温度上昇も1分程度経過した後で、ほんのり温まる程度で問題ない。

(3)次回
テールモーターをテールブレードから離せる目処はついた。ラジコンヘリのスケール機で実機感が出し易くなった。

テールブレードをモーターでダイレクト駆動する小型ラジコンヘリでは、スケール機での実機感をだすためにテールローター駆動部を出来るだけ小さくしたい。テールからモーターを離せることで製作の自由度が増した。

回から、以前製作した4ブレード機に今回の成果を盛り込む改造を行う。