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  **** 第263 ****  2017年8月6日(日) 

スケールモデル3号機      
Schweizer S-300Cを作る s=1/37 メインローターブレード3枚機を作ってみたい。 
 トラス構造で剛性を持つスケール機を実現したい。

ヘリ 使用予定部品(案)と重さ
受信機 RX2636H-D(※1) 5.2
メインモーター   HP03S  3.2
HP05S(5.8g) (予備)
サーボ ks-20(※2)(3個) 4.0
HCP100(※3)  2.3
スピードコントローラー  XP-7A 4.9g 4.9
ギア  検討  
 wikipediaより借用 (※1:Walkera)、(※2:Kyosho)、(※3:HiSKY) 19.6
p1
目標   ①揚力/重量の比を前スケール機より大きくする。
②トラス構造のスケール感を出す。  
 


6. 飛行調整

6.1 飛行調整  
(6)テール 振れ対策(続き)
◆ラダー評価(ベンチテスト)(その7)
 ステータコイルを巻き直したモーター(前回)の出力(回転速度、消費電流、揚力)を測定した。
 スピードコントローラ(以下スピコン)のリード線長さの違いによる出力を比較した。
 ★同じスピコンでリード線の長さと太さを変えた場合(下写真)
 下グラフ出力測定結果を下のグラフ1-(1)~(3)に示す。
 リード線が短い(7a-4短)方が揚力が最大で1.5倍になった。
 ★リード線を短くしたスピコンでの出力
 下グラフ出力測定結果を下のグラフ2-(1)~(3)に示す。
 揚力最大値で70g以上となった。
<結果>
 リード線を短くすることで揚力を向上出来た。
<次回>
 ベンチテストと飛行確認で状況を見る
fig1

出力測定系 スピコンのリード線長さと出力
p1 p2 p3 p4 p5
ステータコイル巻き直し 購入のまま(7a-4長) スピコンのリード線太く、短く改造(7a-4短) 組込み用(7a-1(3)短) 
p6
7a-1(3)短の組込み        

図1 同じスピコンでリード線の長さを変えた場合の出力(電源電圧:4.2v) ・・・(値は下表による)
fig1fig2 fig3

図2 リード線を短くしたスピコンの出力(電源電圧:4.2v) ・・・(値は下表による)
fig4fig5 fig6

測定項目 試料 送信機のスティック回転位置(目盛)
(スピコン) 1 2 3 4 5 6
回転数 7a-1(2) 2670 3760 4180 4020 3700 3220
7a-4長 2810 3670 3670 3440 3100 2710
(rpm) 7a-4短 2933 4150 4390 4090 3730 3240
7a-1(3)短 2620 3870 4310 4403 3990 3340
電流値 7a-1(2) 1.13 2.10 2.67 3.04 3.27 3.17
7a-4長 1.22 2.19 2.32 2.35 2.64 2.23
(A) 7a-4短 1.32 2.37 3.08 3.29 3.33 3.12
7a-1(3)短 1.09 2.12 2.74 3.09 3.61 3.40
揚力 7a-1(2) 15.3 45.7 62.7 72.0 70.7 58.0
7a-4長 15.3 39.3 45.3 50.7 48.3 38.7
(g) 7a-4短 18.0 49.7 70.3 76.3 72.3 58.0
7a-1(3)短 15.7 45.3 63.7 76.7 80.0 60.3
7a-1(2) :当初(前回まで使用)のスピコン
7a-4長 :購入のまま
7a-4短 :7a-4のリード線を短く改造
7a-1(3)短 :7a-1(2)のリード線を若干短く、太くした
注:表内値は3回繰り返しの平均値(元のデータ


6.1 飛行調整   <前回に戻る

次回(264)に続く
ベンチテストと飛行確認。