- (7)飛行試験(続き)
- ◆モーターの回転速度不足対策
- 原因はテールブームの とば口(下写真a)のボールベアリングが回転し難くなっていた。
- ボールベアリングをコイルバネで押し付けて保持していた(下写真a)が、スラスト負荷の影響でゴロ(損傷)回転になっていた。
- 対策として、ベアリングをブーム入り口に接着固定(下写真b)してスラスト負荷が生じないようにした。
- ◆テールのピッチコントロールの動きが重い
- テールを回転させないでスワッシュプレートを指で軸上を摺動させた(プッシュプルロッドを取り外して)時にはベルクランクは抵抗なく動くが、回転中にピッチを変化させるとブレードが受ける風圧でベルクランクの動きが重くなる。
- この重さがラダー制動の反応遅れとしてテール振れを起こしているとも思える(例えば第277のベンチテスト動画)。
- 確認の為にベルクランクに加わる負荷の変化を台秤を利用して観察した(下動画)。
- ピッチを”0”から若干変えるのに20数グラムから最大100g程度になることを確認した。
- ベルクランクを動かすサーボの力は20g程度で、これをベルクランクのアーム比で(約2倍)に拡大にして約40g程度としているが、瞬時のラダー制動力としては力不足のように思える。
- 次回はベルクランクのアーム比を拡大(力を大きく)してテール振れを確認(ベンチテスト)する。
- ◆プッシュプルロッドと駆動軸との接触防止対策
- プッシュプルロッドの反りがテール駆動軸に接触しないようにテールブームの中間に軸受を入れた(下写真)。
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